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2025.10.20

長寿命で安全な床に!薬品工場におすすめの床材とは?

薬品工場では、取り扱う物質の特性上、床材にも高い耐久性や安全性が求められます。床が薬品によって劣化したり、滑りやすくなったりすると、作業者の安全が損なわれるだけでなく、製造工程にも支障をきたす恐れがあります。

とくに、薬品や薬液に繰り返し触れる環境では、通常の床材では短期間で傷みが出てしまうこともあります。そのため、薬品工場に合った床材の選定や、長く使えるための施工方法を事前に知っておくことが重要です。

この記事では、薬品工場に適した床材の特徴や、施工時に注意すべきポイントについて解説します。また、床の性能を最大限に引き出すために欠かせない「下地処理」についても触れながら、塗床工事を検討しているご担当者様に役立つ情報をお届けします。現場の運用に合わせて最適な床づくりを考えたい方は、ぜひ参考にしてください。



◼︎薬品工場の床材に求められる基本性能

薬品工場では、日々の作業において化学物質が床に触れる機会が多くなります。そのため、床材には一般的な工場以上に、高い耐性や安全性が求められます。作業者の安全を守りながら、トラブルの少ない設備環境を維持するには、使用する床材の性質をよく理解することが大切です。

- 耐薬品性はなぜ重要か
化学薬品が床にこぼれたり付着したりすると、塗膜が溶けたり膨れたりすることがあります。このような状態を放置すると、床面の劣化が進み、作業効率の低下や衛生面での課題にもつながります。耐酸性や耐アルカリ性を持つ塗料を使うことで、こうした影響を抑え、床を長く保つことが可能になります。

- 耐久性と衝撃性への対応
重量のある設備や台車、フォークリフトが行き来する工場では、床への負荷が繰り返しかかります。このような環境では、衝撃に強く、塗膜が割れにくい素材が求められます。ひび割れや剥がれが生じると、そこから水や薬品が入り込み、床全体の劣化を早めてしまうこともあります。

- 安全性と衛生面への配慮
作業中に床が滑りやすくなると、転倒事故のリスクが高まります。さらに、清掃しにくい表面仕上げでは汚れが残りやすく、衛生面でも問題が生じやすくなります。安全に作業できるだけでなく、清掃しやすい床材を選ぶことで、衛生的な環境の維持にもつながります。



◼︎薬品工場に適した床材の種類と特徴

床材の種類によって、作業環境の安全性や維持管理のしやすさに違いが出ます。薬品を取り扱う現場では、使用する塗料や素材の特性を理解したうえで、作業内容に合ったものを選ぶことが大切です。

- エポキシ樹脂床のメリットと注意点
耐摩耗性に優れたエポキシ樹脂は、硬く滑らかな塗膜が特徴で、フォークリフトなどの走行にも対応しやすい素材です。薬品への耐性もあり、幅広い用途で採用されています。ただし、温度変化や強い衝撃にはやや弱いため、作業内容によっては補強や別の塗料との組み合わせが必要になる場合もあります。

- 耐薬品床材(耐酸・耐アルカリ)の特性
化学薬品が頻繁に使用される現場では、耐酸・耐アルカリ性に特化した床材が役立ちます。エポキシ樹脂と比べても、より高い耐薬品性を持つ塗料もあり、薬品による塗膜の変色や劣化を防ぐうえで効果を発揮します。取り扱う薬品の種類に応じて、適切な塗料を選ぶことが重要です。

- 抗菌性や清掃性に優れた床材
衛生面への配慮が求められる環境では、抗菌機能を備えた床材や、清掃しやすい素材が選ばれています。汚れが浸透しにくく、洗浄によるダメージが出にくい仕上がりであれば、日常の清掃も効率よく行えます。床の状態を清潔に保つことで、職場全体の衛生管理にもつながります。



◼︎床材の性能を引き出すための下地処理の重要性

どれだけ高性能な塗料を使っても、下地の処理が不十分なまま施工すると、その効果を十分に発揮できません。薬品工場のように、床材に高い耐性が求められる環境では、塗装前の下地処理が施工全体の仕上がりや寿命に直結します。

- 下地処理を怠るとどうなるか
下地が湿っていたり、表面にほこりや油分が残っている状態で塗装すると、塗料がしっかり密着せず、早期の剥がれや膨れといったトラブルにつながることがあります。見た目では問題なさそうに見えても、内部から浮きが生じることもあるため、目に見えない部分まで丁寧な下地処理が欠かせません。

- 適切な研磨・研削による施工品質の差
塗装前にコンクリート面をしっかり研磨・研削することで、塗料の密着力が大きく高まります。古い塗膜や表面の傷みを取り除く作業を行うことで、塗料が均一に定着し、耐久性のある仕上がりにつながります。研削の精度によって、塗膜の厚みや仕上がりの美しさにも差が出てきます。

- 工事の耐久性とトラブル回避に直結する理由
床の状態に合わせて下地を整えることは、工事完了後のトラブルを減らすうえで非常に重要です。たとえば、段差やひび割れがあるまま塗装をしてしまうと、塗膜が均等に伸びず、部分的に剥がれやすくなります。下地の精度を高めてから塗装を行うことで、仕上がりにムラが出にくくなり、長期間にわたって安定した状態を保てるようになります。



◼︎薬品工場における床トラブルの事例と対策

薬品工場では、床面が日常的に薬品や荷重の影響を受けるため、塗装の状態によっては不具合が発生することがあります。施工段階での見落としや素材の選び方によって、思わぬトラブルにつながることもあるため、よくある事例とその対応方法を知っておくと安心です。

- 床の剥がれや膨れが起こる原因
塗膜が剥がれたり、膨れてしまう原因として多いのが、下地と塗料の密着不良や水分の残留です。下地が十分に乾いていなかったり、施工時に油分・粉じんが残っていた場合、塗料がうまく密着せず、早い段階で不具合が出ることがあります。仕上がりを長持ちさせるためには、施工前の環境確認と下地処理が欠かせません。

- 化学薬品による変色や腐食
薬品が床に触れることで、塗膜の変色や腐食が起こることがあります。こうした現象は、耐薬品性が不足している塗料を使用した場合に特に起こりやすくなります。薬品の種類に応じた塗料をあらかじめ選ぶことで、劣化の進行を防ぎやすくなります。定期的な点検と塗膜の状態確認も欠かせません。

- 滑りやすさや段差による事故リスク
作業中に水や薬品がこぼれたままの床は、滑りやすくなる傾向があります。とくに防滑処理がされていない場合、転倒による事故につながることがあります。また、荷重や経年劣化によってできた段差を放置しておくと、つまずきや台車の通行トラブルの原因にもなります。安全性を高めるには、防滑塗料の使用や早めの段差補修が効果的です。



◼︎塗床材の選定時に押さえておきたいポイント

薬品工場において床材を選ぶ際は、現場の使用環境に合わせた塗料や工法を把握しておくことが重要です。どのような塗床材が必要かは、取り扱う薬品の種類や作業の内容によって異なります。

- 使用薬品の種類と頻度を考慮する
床に接触する薬品の種類が異なれば、それに適した塗料も変わってきます。酸性やアルカリ性の薬品、アルコール系の溶剤など、それぞれに強い塗料を選ぶことで、変色や劣化の進行を抑えやすくなります。また、薬品が床に触れる頻度が高いほど、耐薬品性の高い塗料が求められます。

- 床への荷重や温度変化への耐性
フォークリフトや台車などの重量物が日常的に通行する場合、塗膜にかかる圧力も大きくなります。加えて、熱水の使用や温度差が生じる環境では、塗料が膨れたりひび割れたりするリスクもあるため、物理的な耐性と熱への強さを両立した床材を選ぶ必要があります。

- メンテナンス性と運用コストのバランス
施工後の清掃やメンテナンスに手間がかかりすぎると、作業の効率に影響を及ぼすことがあります。塗膜が滑らかで清掃しやすい仕上がりであれば、衛生管理もしやすくなります。また、初期費用だけでなく、長期間の使用を見据えたメンテナンスコストも含めて考えることが、無理のない運用につながります。



◼︎株式会社レジンテクニカの塗床工事が選ばれる理由

薬品や化学物質を扱う現場では、床材の選定だけでなく、施工そのものの質が求められます。長期間にわたり安定して使い続けるには、施工前の調査から仕上げに至るまで、一つひとつの工程にしっかりと取り組む必要があります。

- 床工事専門会社としての技術力
これまで多くの塗床工事に対応してきた中で、現場ごとの用途や環境に合わせた塗料の選定や工法の提案を行ってきました。薬品工場のように耐薬品性や衛生面が求められる環境でも、それぞれの条件に応じた施工が可能です。用途に応じた判断を重ねることで、塗料の性能をより引き出せる仕上がりにつなげています。

- 下地処理から自社施工で対応
下地処理は塗床工事の仕上がりを大きく左右します。施工に入る前には、下地の状態を確認し、必要に応じて研削や補修を行います。塗料の密着性を高めるためにも、下地に合わせた対応が不可欠です。すべての作業を完結させているため、工程の一つひとつに責任を持って対応しています。

- 代表自ら現場に立つ安心対応
現地調査や打ち合わせには、代表が直接立ち会い、細かな点もその場で確認しています。現場の状況を正確に把握しながら、塗料の選定や工事スケジュールについて具体的にご説明しています。施工後の仕上がりに納得いただけるよう、事前の準備段階から丁寧に対応しています。



◼︎まとめ

薬品工場の床材には、薬品への耐性はもちろん、日常の荷重や衝撃に耐えられる強度、安全性、清掃性など、さまざまな機能が求められます。用途に合わない床材を選んでしまうと、早期の劣化や事故のリスクが高まり、設備全体の管理にも影響が出る可能性があります。

施工時には、床材そのものだけでなく、塗料が本来の性能を発揮するための下地処理も重要です。見た目にはわからない下地の状態が原因で、剥がれや膨れといったトラブルにつながることもあるため、施工前の工程にこそ丁寧さが求められます。

株式会社レジンテクニカでは、下地処理から仕上げまでを自社で一貫して行い、現場の条件に合わせた最適な施工を心がけています。現地調査には代表自ら足を運び、環境や用途に合った塗料・工法を丁寧にご提案しています。

施工後のアフターフォローにも対応し、安心して使い続けられる床づくりをお手伝いしています。まずはお気軽にご相談ください。

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