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2026.02.06

物流倉庫の床補強が必要なサインは? 下地処理で差が出る理由

 
床のひび割れが少し増えた気がする、フォークリフトの走行跡が残りやすい、補修しても同じ場所がまた欠ける。そんな小さな違和感が、物流倉庫の床補強を考える合図になることがあります。とはいえ、どこまでが様子見で、どこからが補強や改修の検討なのか、判断が難しいですよね?床は止められる時間が限られますし、工事のやり直しは避けたいところです。この記事では、床補強が必要なサインと原因の見立て方、そして仕上がりを左右しやすい下地処理の考え方を、現場目線で整理していきます。
 
 
 
■ 物流倉庫で床補強が必要になる場面とは
 
物流倉庫の床は、日々の荷重と摩耗が積み重なって少しずつ性能が落ちます。目に見える破損が小さくても、使い方と床の状態が合っていないと、短期間で不具合が戻ることがあります。まずは床補強が必要になりやすい場面を整理しておくと、判断がぶれにくくなります。
 
- 床補強と塗床工事の違いを整理しておく
床補強は、床の強度や支持力を回復させるための補修、補強が中心です。欠損部を埋める、段差を直す、脆い層を取り除いて強い層を作り直す、といった内容が含まれます。一方で塗床工事は、床表面を樹脂で覆い、摩耗や汚れ、水や油の染み込みを抑える保護の役割が中心です。塗床だけで解決するケースもありますが、下地が弱っている状態で表面だけを整えると、剥がれや欠けが再発しやすくなります。
 
- フォークリフトやラック荷重で床にかかる負担
倉庫の床に効いてくるのは、単純な重さだけではありません。フォークリフトは走行中の振動、旋回時のねじれ、急停止の荷重が床に伝わります。ラックも、脚部に荷重が集中しやすく、床の局所的な圧縮や沈みにつながることがあります。さらに、パレットの落下や荷崩れなどの衝撃が重なると、表面の欠けやひび割れが広がりやすくなります。
 
- 補強が遅れると起きやすい安全面と運用面の困りごと
床の不具合を放置すると、つまずきや転倒の原因になったり、台車やフォークが跳ねて荷物が不安定になったりします。段差があると走行速度を落とす必要が出て、作業効率にも影響します。また、粉が出る状態は清掃負担が増えるだけでなく、商品や機器への付着が気になる場面もあります。小さな欠けが広がる前に、原因を見立てて必要な範囲で手当てするほうが、止める時間や費用の面でも現実的になりやすいです。
 
 
 
■ 床補強が必要なサイン7つ
 
床の傷みは、ある日急に起きるというより、サインが積み重なって表面化することが多いです。ここでは現場で見つけやすい代表的な7つを挙げます。複数当てはまる場合は、下地まで含めた点検を考えるきっかけになります。
 
- ひび割れが増える、幅が広がる
以前からあるひび割れが伸びる、新しいひび割れが増える、幅が広がる。こうした変化は、荷重条件に床が追いついていない可能性があります。表面の乾燥収縮だけでなく、床のたわみや沈みが関係している場合もあるため、ひび割れの方向や集中箇所を記録しておくと見立てに役立ちます。
 
- 欠けや剥離が出て骨材が見える
角が欠ける、表面が薄く剥がれて中の骨材が見える状態は、摩耗や衝撃に下地が耐えきれていないサインです。欠けた部分に水や油が入り込むと、劣化が進みやすくなります。フォークの爪が当たりやすい場所、出入口付近、旋回が多い場所は特に起きやすいです。
 
- 粉が出る、タイヤ痕が取れにくい
歩くと白い粉が付く、掃いても粉が残る。これはコンクリート表面が脆くなって発塵している可能性があります。タイヤ痕が取れにくい場合も、表面が摩耗して汚れを抱え込みやすくなっていることがあります。清掃の手間が増えてきたと感じたら、床の保護性能が落ちている合図かもしれません。
 
- 段差や不陸で台車やフォークが跳ねる
小さな段差でも、車輪には繰り返し衝撃が入ります。跳ねる感覚がある場所は、欠損が進行していたり、沈みが始まっていたりすることがあります。走行ライン上の段差は、荷崩れや荷物の傷みにつながるため、早めの補修が安心です。
 
- 水たまりができて乾きにくい
床が摩耗して凹みができる、あるいは不陸が大きくなると、清掃後に水が残りやすくなります。水たまりは滑りやすさだけでなく、床材の劣化や汚れの定着にも影響します。濡れる頻度が高い倉庫では、特に見逃しやすいポイントです。
 
- 目地の破損や沈みが見られる
コンクリート床には目地があり、動きを吸収する役割があります。目地材が切れる、欠ける、周辺が沈むと、そこから欠損が広がることがあります。フォークの旋回やラック脚の近くで起きている場合は、荷重の集中が疑われます。
 
- 補修しても短期間で同じ場所が傷む
同じ場所を何度も補修しているのに再発する場合、表面だけの補修で下地の弱さや汚染が残っていることがあります。原因が荷重条件なのか、下地の脆弱層なのか、油の染み込みなのかで手当てが変わります。再発は、下地処理や工法選定を見直す合図です。
 
 
 
■ 床の劣化原因を見立てるポイント
 
床補強は、壊れたところを埋めるだけでは長持ちしにくいです。倉庫の使い方、摩耗のされ方、周辺環境を合わせて見ると、再発しやすい原因が見えてきます。現地調査の前に、社内で整理できるポイントをまとめます。
 
- 荷重条件の確認:車両重量、積載、走行頻度
まず確認したいのは、どんな車両がどれくらい走っているかです。フォークリフトの車体重量に加えて、最大積載時の総重量、走行頻度、走行ルート、旋回が多い場所を整理します。ラックについては、積載量だけでなく脚の形状やベースプレートの有無で床への当たり方が変わります。床の設計強度と実運用がずれていると、局所的な破損が起きやすくなります。
 
- 摩耗の種類:引きずり、旋回、落下衝撃
摩耗の原因は一つではありません。パレットや台車の引きずりで表面が削れる、旋回でねじれが入り表層が剥がれやすくなる、荷物の落下で欠けが出る。こうした摩耗の種類によって、必要な補修材や塗床の性能が変わります。例えば旋回が多い場所は、耐摩耗だけでなく、剥がれにくさや下地との密着がより重要になります。
 
- 環境条件:水、油、薬品、温度差の影響
床は環境の影響も受けます。油が染みていると樹脂が密着しにくくなり、剥がれの原因になります。水を多用する場所では、含水が高い状態で施工すると不具合につながることがあります。冷凍、冷蔵の出入口付近は温度差で動きが出やすく、ひび割れが増えることもあります。床の汚れ方や濡れ方は、原因のヒントになります。
 
 
 
■ 下地処理で差が出る理由
床補強や塗床の仕上がりは、材料の性能だけで決まるわけではありません。実際には下地処理で持ちが大きく変わります。見た目はきれいでも、下地が整っていないと剥がれや浮きが起きやすく、結果として補修回数が増えることがあります。
 
- 表面だけ直すと剥がれやすい理由
欠けた部分を埋めて平らにしても、周囲のコンクリートが脆いままだと、境目から割れたり剥がれたりしやすくなります。また、油や粉じんが残った面に樹脂を塗ると、接着の力が出ません。床は車両の荷重で微細に動くため、密着が弱いと端部から浮きが進行します。表面補修が短期間で傷むときは、下地に原因が残っていることが多いです。
 
- 研削・研磨で密着性を作る考え方
研削や研磨は、古い塗膜や脆い表層を削り、樹脂が食い付く面を作る作業です。平らにする目的だけでなく、細かな凹凸を作って接着面積を増やす意味もあります。さらに、汚れの染み込みがある場合は、表面を削って汚染層を減らすことが重要です。下地処理を丁寧に行うほど、塗床や補修材が本来の性能を発揮しやすくなります。
 
- 脆弱層の除去と含水・汚染の見極めが重要
見た目が同じコンクリートでも、表面が粉を吹く脆弱層になっていることがあります。この層を残したままだと、その層ごと剥がれてしまいます。また、含水が高い床は、施工後に膨れや剥がれにつながる場合があります。油汚れも同様で、脱脂や除去が不十分だと密着不良の原因になります。下地の状態を見極めて、削る深さや清掃、乾燥の取り方まで整えることが、長持ちの近道です。
 
 
 
■ 物流倉庫の床補強でよくある工法と選び方
 
床補強と一口に言っても、段差を直したいのか、摩耗を抑えたいのか、粉を止めたいのかで選ぶ工法が変わります。ここでは倉庫で採用されやすい工法を、目的別に整理します。最終的には現地の下地状態と運用条件を合わせて決めるのが安心です。
 
- 樹脂モルタルで段差や欠損を補修するケース
欠け、穴、段差、不陸がある場合は、樹脂モルタルで形を戻す補修がよく行われます。硬化後の強度が高く、車両の走行がある場所でも使いやすいのが特徴です。特に段差は、衝撃が繰り返し入って傷みが広がるため、早めに平滑に戻すと周辺の劣化も抑えやすくなります。補修範囲が点在している場合は、動線を見ながら区画ごとに施工する考え方もあります。
 
- エポキシや水性硬質ウレタンなど塗床で保護するケース
下地が健全で、主な課題が摩耗、汚れ、発塵、防滑であれば、塗床で表面を保護する選択が有効です。エポキシは衝撃による割れや剥がれが起こりにくい性質があり、配送センターなどでも検討されます。水性硬質ウレタンは、水や熱水が関わる場所で検討されやすいです。倉庫内の区画によって求める性能が違うため、場所ごとに仕様を変える判断も現実的です。
 
- 耐摩耗性・耐荷重・防滑など必要性能から決める
選定では、耐摩耗性だけでなく、耐荷重、耐衝撃、防滑、清掃性も合わせて考えます。例えば旋回が多い場所は耐摩耗と密着性、出入口付近は衝撃と欠けにくさ、濡れやすい場所は防滑と防水寄りの性能が必要です。床補強を機に、走行ルールや旋回位置を少し見直すだけでも、床の寿命が伸びることがあります。
 
 
 
■ 工事前に担当者が確認しておきたいこと
 
床工事は、工法の良し悪しだけでなく、現場の段取りで仕上がりと負担が変わります。特に物流倉庫は稼働を止めにくいので、止める範囲と時間をどう作るかが重要です。工事前に確認しておくと、打ち合わせがスムーズになります。
 
- 稼働を止められる時間帯と施工範囲の切り分け
夜間や休日に施工するのか、日中に一部区画だけ止めるのかで、選べる材料や工法が変わります。硬化時間が必要な材料もあるため、歩行再開や車両走行再開のタイミングを先に決めておくと安心です。施工範囲は、動線を確保しながら区画分けすることが多いです。補修箇所が点在している場合は、優先順位をつけると現実的です。
 
- 一時移設が必要なラック・設備・動線の整理
ラック脚の周辺まで直す場合、荷下ろしや一時移設が必要になることがあります。移設が難しい設備がある場合は、その周囲だけ仕様を変えるなどの工夫が必要です。動線については、フォークリフトの通行ルート、避難経路、搬入口を整理し、施工中の仮動線を決めておくと現場が混乱しにくくなります。
 
- 現地調査で伝えると良い情報:図面、車両、清掃方法
図面があれば、面積や目地位置、排水の流れが把握しやすくなります。車両は種類、タイヤの材質、重量、走行頻度が重要です。清掃方法も、床の汚れ方や水の使用量を見立てる材料になります。過去の補修履歴が分かれば、再発箇所の傾向をつかみやすいので、写真や記録があれば用意しておくと役立ちます。
 
 
 
■ 株式会社レジンテクニカが大切にしている床補強と下地処理
 
床補強は、材料の選定だけでなく、下地処理の精度と現場のすり合わせで結果が変わりやすい工事です。株式会社レジンテクニカでは、倉庫や工場の床工事に特化した経験を踏まえ、現場条件に合わせた提案と施工を大切にしています。過不足のない内容にするために、最初の確認を丁寧に行います。
 
- 下地処理から自社施工で、状態に合わせた提案を行います
補修が長持ちするかどうかは、脆い層の除去、汚染の除去、研削や研磨による密着面づくりなど、下地処理の出来で差が出ます。株式会社レジンテクニカは下地処理から自社で施工し、床の状態に合わせて削る範囲や深さ、補修材と塗床の組み合わせを検討します。表面だけを整えるのではなく、再発しやすい原因に目を向けた施工を心がけています。
 
- 代表が打ち合わせや現場確認に伺い、認識違いを減らします
床工事は、止められる時間、施工範囲、動線、求める仕上がりが現場ごとに違います。株式会社レジンテクニカでは代表が打ち合わせや現場確認に伺い、運用条件や困りごとを直接伺ったうえで、施工内容をすり合わせます。伝えたつもり、聞いたつもりのズレを減らすことで、工事中の手戻りを抑えやすくなります。
 
- 愛知県内の工場・倉庫の床工事に対応しています
名古屋市を中心に、工場や倉庫、店舗など商業用建築物の床工事に対応しています。物流倉庫では、フォークリフト走行やラック荷重など、床にかかる条件が厳しくなりやすいです。現場の用途に合わせて、耐摩耗、耐荷重、防滑、清掃性など必要な性能を整理し、施工範囲や工期も含めて現実的な形をご提案します。
 
 
 
■ まとめ
 
物流倉庫の床補強は、ひび割れ、欠け、発塵、段差、水たまり、目地の破損、補修の再発といったサインから検討を始めるのが現実的です。大切なのは、表面の見た目だけで判断せず、荷重条件や摩耗のされ方、油や水などの環境条件まで含めて原因を見立てることです。そのうえで、研削や研磨、脆弱層の除去、含水や汚染の確認といった下地処理を丁寧に行うと、剥がれや再発を抑えやすくなります。運用条件に合う工法を選ぶことが、安全と作業効率の両面での安心につながります。株式会社レジンテクニカでは下地処理から自社施工で、現場の状態と稼働条件に合わせた床工事をご相談いただけます。気になるサインが出ている場合は、早めに状況整理から一緒に進めていきましょう。お問い合わせはこちら

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