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2025.09.02

施工の早さがポイント!業界で注目のMMA塗床の特徴とは

冷凍庫や食品工場など、24時間稼働する現場では「できるだけ短時間で床を仕上げたい」というニーズが少なくありません。通常の塗床材では数日かかるケースもある中、わずか数時間で硬化し使用可能となるMMA塗床が注目されています。施工直後でも-30℃の環境下で硬化する特性を持ち、限られた時間で高性能な仕上がりを求める現場には最適な素材です。

とはいえ、施工のスピードだけがMMA塗床の魅力ではありません。耐薬品性や耐摩耗性にも優れ、幅広い用途に対応できることから、さまざまな業界で導入が進んでいます。一方で、使用時に注意すべき点や導入前に知っておきたい特徴もあります。

この記事では、MMA塗床の基本的な特徴や他の塗床材との違い、採用されている現場の具体例などを通じて、そのメリットと注意点をわかりやすくご紹介します。



■ MMA塗床とは?基本的な特徴と他素材との違い

塗床工事で使用される材料にはさまざまな種類がありますが、その中でもMMA(メチルメタクリレート)塗床は、硬化が早いという特徴で注目されています。施工してから短時間で表面が硬化するため、工場や店舗などの床を短期間で仕上げたいときに選ばれることが多くなっています。

- 速乾性が最大の特徴
MMA塗床の大きな特長は、施工後すぐに硬化が進む点です。気温にもよりますが、おおよそ1~2時間ほどで歩行が可能になるため、作業の中断時間を短くすることができます。特に、休止時間が限られている現場では、日程調整のしやすさが利点となります。

- 低温でも硬化する性能
低温環境下でも硬化が可能なため、冷蔵庫や冷凍庫のような場所にも対応できます。一般的な塗床材では温度の制約があるため、施工時に加温が必要になることもありますが、MMA塗床であれば、比較的低い気温でも施工を進めやすくなります。

- 他の塗床材との比較
エポキシ樹脂やウレタン樹脂といった塗床材と比べると、MMA塗床は乾燥が早く、施工後すぐに次の作業に移れる点が特長です。一方で、エポキシは耐薬品性に優れ、ウレタンは弾性があるなど、それぞれに適した使い方があります。MMA塗床は、時間的制約がある現場に向いていると言えます。

- 施工後の使用可能時間
通常の環境下であれば、施工後1時間程度で人が歩ける状態になり、2時間程度で軽作業も可能になります。このため、夜間や休日などの限られた時間内で工事を終えたいときにも対応しやすく、業務に支障をきたしにくい点が選ばれる理由のひとつです。



■ MMA塗床が選ばれる現場とは

施工から短時間で硬化するMMA塗床は、その特性を活かしてさまざまな現場で採用されています。時間の制約がある場所や、温度管理が求められる空間など、一般的な塗床材では対応が難しいケースでも施工できるため、業種を問わず導入が進んでいます。

- 冷凍・冷蔵設備を持つ工場
マイナス温度の環境下でも硬化が可能なため、冷蔵庫や冷凍庫の床にも適しています。たとえば、食品を扱う工場では庫内の温度を維持したまま作業を進める必要があり、従来の塗床材では加温や一時的な設備停止が必要になることもありました。MMA塗床であれば、そうした工程を省ける場合があり、施工時の手間を抑えやすくなります。

- 短時間で復旧が求められる店舗や施設
飲食店や小売店舗など、営業の合間を使って施工を行いたい現場でも、MMA塗床は適しています。開店前や深夜など限られた時間帯でも作業が可能なため、店舗営業への影響を最小限に抑えることができます。特に人の出入りが多い場所では、早期に使用再開できる点が重視されています。

- 食品業界での使用事例
食品工場や加工場では、衛生面への配慮と同時に床材の機能性も求められます。水や熱湯が多く使われる環境では、防水性や耐熱性が必要です。MMA塗床は、それらの条件を満たしながら、短時間で施工を終えられるため、食品業界でも採用されることが増えています。

- 物流・運輸業界での採用背景
フォークリフトや台車が常に行き来する物流倉庫では、床の耐久性とともに施工のスピードも重要視されます。荷物の出入りを止めずに作業を進めたいという要望に対し、短時間で硬化するMMA塗床は、稼働を止める時間を減らせる点で適しており、採用される場面が見られます。



■ MMA塗床のメリットと注意点

施工時間の短さで知られるMMA塗床は、様々な施設で活用されています。導入を検討する際には、素材の特長だけでなく、施工環境や扱う業種との相性も含めて確認しておきたいポイントがあります。

- 作業の中断時間を最小限にできる
業務を長時間止められない現場にとって、作業の中断を抑えられる点は大きな魅力です。条件にもよりますが、1〜2時間ほどで歩行が可能になるため、夜間や休業時間中に施工を終えられる場合もあります。工期が短縮されることで、作業スケジュールの調整がしやすくなるケースも見受けられます。

- 耐薬品性や耐摩耗性にも優れる
耐久性においても、一定の性能を持っています。薬品を取り扱うエリアや、フォークリフトなどが頻繁に通行するような現場でも、塗膜の摩耗や劣化が比較的少ないとされています。適切な管理と合わせることで、安心して使用できる床材のひとつと言えるでしょう。

- 施工時の臭気や換気への配慮
作業中は独特のにおいが発生するため、施工場所の換気状況には注意が必要です。とくに屋内や人の出入りが多い環境では、施工時期や作業エリアをあらかじめ調整しておくと安心です。換気設備の有無や作業時間帯を踏まえて、周囲への影響を最小限に抑える工夫が求められます。

- コストに関する考え方
MMA塗床は機能性の高さゆえに、他の塗床材と比べて初期費用がやや上回る傾向があります。ただし、施工が短期間で完了するため、工場や店舗などの営業を長く止める必要がなく、全体としての費用対効果を見て導入されることもあります。素材の性能だけでなく、運用面での利便性もあわせて検討することが大切です。



■ 施工前に知っておくべきこと

MMA塗床は、施工スピードや性能の面で優れた特長を持っていますが、実際に導入する際にはいくつかの準備や確認が必要になります。より良い仕上がりを目指すためには、現場の状況や床の状態を丁寧に把握しておくことが重要です。

- 現場環境のチェックポイント
施工を行う前には、湿度や温度、換気の有無など、現場の基本的な環境条件を確認することが欠かせません。とくにMMA塗床は臭気が発生するため、空気の流れや作業エリアの状況によっては、近隣施設や使用者への配慮が求められます。作業時間帯の設定や区画整理なども含めて、事前の打ち合わせが効果的です。

- 下地の状態が施工品質に与える影響
塗床工事において、下地の状態は仕上がりに直結します。ひび割れや浮きがある場合は、そのまま塗装を行っても密着性が損なわれる可能性があります。MMA塗床の性能をしっかり発揮させるためには、事前に丁寧な下地処理が不可欠です。コンクリートの乾燥状態や不陸の有無も確認しておくと安心です。

- 施工タイミングの決め方
MMA塗床は硬化が早いため、限られた時間内での施工に向いていますが、使用開始のタイミングや他作業との兼ね合いも考慮する必要があります。たとえば、設備の入れ替えや他業者との工事が重なると、工程全体に影響が出ることもあります。事前にスケジュールを調整し、作業の流れを明確にしておくことが大切です。

- 他素材からの切り替えで注意する点
すでに別の塗床材が使用されている現場では、MMA塗床への切り替えに際して下地の再調整が必要になる場合があります。前の塗膜を完全に除去し、素地を整えてからでないと、新たに塗布するMMA樹脂がうまく定着しない恐れがあります。既存の床材の種類や状態によっては、撤去や研磨といった工程を含めた計画が求められます。



■ 施工後のメンテナンスと耐久性

MMA塗床は、短時間で施工できるだけでなく、適切に管理すれば長期間にわたり良好な状態を保ちやすい塗床材です。ただし、日々の使い方や点検の有無によって、耐久性に差が出ることもあります。長く快適に使い続けるためには、施工後のメンテナンスにも一定の配慮が必要です。

- 日常清掃で気をつけるポイント

普段の清掃は、基本的には中性洗剤を使ったモップがけや水洗いで十分対応できます。ただし、硬いブラシや研磨材の使用は、表面を傷つける原因となることがあるため避けた方が安心です。また、強い薬品を使用する場合は、塗床材との相性を確認してからの使用がおすすめです。

- 摩耗や破損への対応策

フォークリフトや台車などの走行によって、長期間の使用で部分的に摩耗することは避けられません。小さな傷であれば早めに補修することで、床材の寿命を延ばすことができます。損傷が広がる前に対応することで、大がかりな再施工を防ぐことにもつながります。

- 長期的な使用を見据えた管理

塗床材は、表面だけでなく下地の状態も含めて定期的な確認が重要です。特に水分や油分が多い環境では、床下への浸透がトラブルの原因になることもあります。定期点検を行い、気になる箇所があれば専門業者に相談することで、安定した使用環境を維持しやすくなります。

- 補修や再施工の目安

使用状況によって異なりますが、目立つ剥がれや変色、表面の劣化が見られたときは補修を検討するタイミングです。部分的な補修で対応できることも多いため、大規模な工事になる前に相談しておくと、コストや時間の負担を抑えることができます。特に工場や倉庫では、稼働スケジュールに影響しないよう計画的な管理が求められます。



■ 株式会社レジンテクニカが手がけるMMA塗床の強み

MMA塗床は、適切な施工がなされてこそ性能を発揮する素材です。株式会社レジンテクニカでは、現場ごとの状況や用途に合わせて対応しながら、安定した品質の塗床工事を行っています。時間に制約がある環境や耐久性を求められる場所でも、丁寧な施工によって、落ち着いた仕上がりを提供しています。

- 下地処理から自社一貫対応
塗床の性能を長持ちさせるには、下地づくりがとても重要です。レジンテクニカでは、下地処理を含めてすべて自社で対応しており、現場の状態を見ながら最適な準備を行っています。専用機材による研磨・斫り作業によって、塗料がしっかり定着するよう、土台から整えていきます。

- 短工期と高耐久性の両立
MMA塗床の「早く使える」という利点を活かしながらも、施工内容に手を抜くことはありません。時間の限られた現場でも、工程ごとに丁寧な作業を重ねることで、仕上がりの強度と美観を両立しています。たとえば、夜間に作業を行うケースでも、必要な工程を確保したうえで対応しています。

- 食品・物流業界での実績と信頼
これまでに施工してきた現場には、食品加工場や物流倉庫、店舗などさまざまな種類があります。それぞれの環境に応じた塗料や工法を使い分けることで、利用者の求める床面に仕上げてきました。積み重ねた経験が、対応力の幅広さにつながっています。

- 現場に合わせた提案力
床の使われ方や周辺環境は現場ごとに異なるため、施工内容も一律ではありません。レジンテクニカでは、現地の確認をしっかりと行ったうえで、用途に適した素材や工事内容をご案内しています。要望に合わせて無理のない計画を立てることを心がけ、安心して任せていただけるよう努めています。



■ まとめ

MMA塗床は、施工後の硬化が早く、低温環境でも対応できる特長から、工場や倉庫、店舗といったさまざまな現場で選ばれています。作業の中断を最小限に抑えながら、耐久性や耐薬品性といった基本性能も備えているため、業務を止めにくい環境でも活用しやすい床材の一つです。

実際の施工では、下地の状態や現場環境が仕上がりに大きく影響するため、事前の準備と確認が欠かせません。とくに冷凍庫や食品工場のように温度や衛生に関わる空間では、条件に合った施工計画が重要になります。

株式会社レジンテクニカでは、床の状態や使用目的に応じて、MMA塗床を含む多様な塗料と施工方法をご提案しています。下地処理から丁寧に行い、時間的な制約のある現場にも対応できる体制を整えています。MMA塗床の導入をお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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