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2026.02.24

塗床の仕上がりは下地で決まる? 下地研削工事の重要ポイント

工場や倉庫の床を塗り替えたいのに、前回の塗床がすぐに剥がれた経験はありませんか?見た目はきれいでも、フォークリフトの走行で早く傷んだり、厨房まわりだけ浮いてきたりすると、次の工事も同じ結果にならないか不安になりますよね。原因の一つになりやすいのが、塗る前の下地の状態です。下地研削工事は地味に見えますが、密着や耐久性に関わる大事な土台になります。この記事では、下地研削工事で何を整えるのか、どこを確認すれば失敗を減らせるのかを、現場目線で整理していきます。
 
 
 
■ 下地研削工事とは何か、塗床工事との関係
 
塗床工事は塗料の性能だけで決まるものではなく、塗る相手であるコンクリート下地の状態で結果が変わります。下地研削工事は、その土台を整えるための作業です。ここを押さえると、なぜ研削が必要なのかが判断しやすくなります。
 
 
- 下地研削工事の定義と目的
下地研削工事は、コンクリート床の表面を機械で削り、塗床に適した状態に整える工事です。目的は大きく三つあります。まず、不陸や段差をならして平滑性を確保すること。次に、脆くなった表層や汚れを除去して健全な層を出すこと。最後に、塗料が食いつくための適度な目粗しをつくることです。塗床は薄い膜で床を守るため、土台が弱いと上からどれだけ良い材料を塗っても長持ちしにくくなります。
 
 
- 塗床の密着と耐久性が下地で左右される理由
塗床の剥がれは、塗膜と下地の間の密着が不足したときに起きやすいです。例えば、表面にレイタンスという脆い層が残っていると、その層ごと剥がれます。油分が染み込んだ床では、塗料が弾かれたり、硬化後に浮きが出たりします。さらに不陸が大きいと、塗膜の厚みが場所によってばらつき、薄い部分から摩耗しやすくなります。下地研削は、こうした密着不良の原因を減らすための下準備です。
 
 
- 研削と研磨、斫りの違い
研削は、主にダイヤモンド工具で表面を削って平滑性と目粗しを整える作業です。研磨は、さらに細かい番手で磨き、光沢や滑らかさを出す方向の作業で、塗床の下地づくりでは目的が異なることがあります。斫りは、欠損部の撤去や厚い既存材の除去など、より荒く壊して取り除く作業です。現場では、既存塗床の厚みや劣化状況に応じて、研削と斫りを組み合わせることもあります。
 
 
 
■ 塗床の仕上がりを左右する下地の状態チェック
 
下地研削工事を適切に行うには、最初の状態把握が欠かせません。見た目だけで判断すると、油の染み込みや水分などの見えない要因を見落としやすいです。ここでは、現地で確認したい代表的なポイントをまとめます。
 
 
- 不陸、段差、ひび割れ、欠損の見分け方
不陸は、床が波打っている状態で、水たまりができる、台車が揺れるなどの症状で気づくことがあります。段差は、打継ぎ部や補修跡に出やすく、フォークリフトの衝撃や荷崩れの原因にもなります。ひび割れは、髪の毛のように細いものから、動きが大きいものまで幅があります。欠損は、角が欠けている、穴が空いている状態で、放置すると欠けが広がりやすいです。これらは研削だけで解決できない場合があり、補修材での埋め戻しや段差補修と組み合わせて考えます。
 
 
- 油分や粉じんなど汚染の有無を確認するポイント
工場や厨房では、油や薬品、タイヤ痕が床に残りやすいです。油分は表面だけでなく、コンクリートに染み込んでいることがあります。表面を水で濡らしたときに弾く、乾いた後に黒ずみが戻るなどは、汚染のサインです。また、手で触ると白い粉が付く場合は発塵が進んでいる可能性があります。塗床は清掃で何とかなると思われがちですが、汚染が深いと研削で健全層まで出す必要が出てきます。
 
 
- 含水率と結露リスクをどう考えるか
下地の水分は、塗床の膨れや剥がれにつながる要因です。雨水が入り込む環境や、床下から湿気が上がる環境では注意が必要です。さらに冷蔵庫前や洗浄工程の近くでは、温度差で結露が起きやすく、施工時に床が濡れていなくても塗膜の下で水分が問題になることがあります。現地では含水率の測定や、過去の使用状況の聞き取りが大切です。必要に応じて、防湿の考え方も含めて塗料と工法を選びます。
 
 
 
■ 下地研削工事が必要になる代表的なケース
 
どの現場でも研削が必須というわけではありませんが、症状が出ている床では下地から立て直すほうが結果的に安心につながります。ここでは、研削が必要になりやすい典型例を整理します。自社の床が当てはまるか、照らし合わせてみてください。
 
 
- 既存塗床の剥がれ、浮き、膨れが出ている
塗床が部分的に剥がれている場合、見えている範囲よりも周囲に浮きが広がっていることがあります。膨れがある床は、下地の水分や汚染、密着不足など複数要因が絡むこともあります。上から塗り重ねるだけでは、古い層ごと再び剥がれるリスクが残ります。既存材を適切に撤去し、健全な下地を出すために研削や斫りが必要になります。
 
 
- フォークリフト走行で摩耗やわだちがある
物流倉庫や工場では、走行ラインに沿って摩耗が進み、わだち状の凹みができることがあります。ここに新しい塗床を施工すると、凹み部分に材料がたまり厚みが不均一になりやすいです。結果として乾燥や硬化のムラ、仕上がりの段差につながります。研削で不陸を整えたうえで、必要なら樹脂モルタルなどで調整し、均一な厚みで仕上げることが大切です。
 
 
- 厨房や食品工場で油や洗浄水が染み込んでいる
厨房床は油、洗浄水、熱水が繰り返し作用し、表面が劣化しやすい環境です。油が染みた下地に塗ると密着が不安定になり、洗浄時の水分が塗膜の下に回り込むと膨れの原因になります。研削で汚染層を落とし、脱脂と乾燥を丁寧に行うことが再発防止につながります。衛生面の観点でも、下地の弱い部分を残さない考え方が重要です。
 
 
- 段差解消や勾配調整を同時に行いたい
出入口の段差、配管まわりのつまずき、排水に向かう勾配不足など、床の形状を直したい場面では研削が有効です。削って下げるのか、埋めて上げるのかで工法が変わります。段差解消は安全面だけでなく、台車の走行性や製品の荷扱いにも影響します。研削と補修を組み合わせ、現場の動線に合う床形状をつくることがポイントです。
 
 
 

■ 下地研削工事の主な工法と機材の選び方
 
下地研削工事は、ただ削れば良いわけではなく、目的に合う工法と機材を選ぶことが品質に直結します。床の硬さ、既存材の種類、求める仕上げによって適した方法が変わります。ここでは代表的な工法と、選び方の考え方を紹介します。
 
 

- ダイヤモンド研削で表面を整える考え方
ダイヤモンド研削は、回転する工具でコンクリート表面を削り、平滑性を出しながら目粗しも調整できる方法です。不陸調整や既存塗膜の薄い撤去にも向いています。工具の種類や番手で削れ方が変わるため、削りすぎて骨材が出すぎる、逆にレイタンスが残るといったことが起きないよう調整が必要です。塗床の種類によって適切な表面の粗さが異なるので、仕上げに合わせた研削が大切です。
 
 
- ショットブラストで目粗しする場面
ショットブラストは、小さな金属粒を床に当てて表面を粗くし、同時に脆い層を除去する工法です。広い面積を均一に目粗ししたいときに向く一方、段差の調整や深い不陸の是正は得意ではありません。塗床の密着を重視して、目粗しをしっかり入れたい現場で選ばれます。周囲への粉じん対策や、端部の処理をどうするかも含めて検討します。
 
 
- 集じん機の重要性と粉じん対策
研削やブラストでは粉じんが発生するため、集じん機とセットで考えることが欠かせません。粉じんが残ると、塗床の密着不良につながるだけでなく、稼働中の工場では製品や機械への影響も心配になります。集じん能力が不足すると、視界が悪くなり作業品質も落ちやすいです。施工範囲の区画、養生、清掃の手順まで含めて、粉じんを管理する考え方が品質と安全の両方に効いてきます。
 
 
 
■ 下地研削工事の品質を決める重要ポイント
 
同じ研削工事でも、仕上がりの差が出るのは細部の詰め方にあります。塗床は完成後に下地が見えないため、施工前の段取りでほぼ決まると言っても言い過ぎではありません。ここでは、品質を左右しやすいポイントを具体的に押さえます。
 
 
- 目粗しの適正と塗料ごとの相性
目粗しは粗ければ良いというものではなく、塗料の種類と厚みに合うことが大切です。薄塗りの仕上げで粗すぎると、ピンホールや肌の荒れにつながりやすいです。逆に、目が細かすぎると食いつきが弱くなり、剥がれの原因になります。エポキシやウレタン、速硬化系など、材料により推奨される下地状態が変わるため、研削の仕上げを塗床計画とセットで決めます。
 
 
- 平滑性と不陸調整の基準をどう決めるか
どこまで平らにするかは、用途で変わります。例えば、通路は台車の走行性が重要ですし、製造エリアでは機械の据付や清掃性が関わります。一方で、必要以上に削ると工期や費用が増え、下地を痛めることもあります。水たまりをなくしたい、段差を減らしたい、勾配を付けたいなど、目的を先に整理すると基準が決めやすいです。現地でレベルや直定規を使い、どの程度の不陸があるかを確認して判断します。
 
 
- クラック補修、欠損補修との段取り
ひび割れや欠損は、研削だけでは埋まりません。先に研削で弱い層を落としてから補修するのか、補修後に全体を研削してなじませるのかで手順が変わります。動きのあるひび割れは、単純に埋めるだけだと再発することもあるため、原因の見立ても必要です。欠損部は角が立ったままだと塗膜が薄くなりやすいので、面取りを含めて補修形状を整えることがポイントです。
 
 
- 清掃と脱脂が仕上がりに直結する理由
研削後の床には細かな粉が残りやすく、これが密着不良の原因になります。掃除機がけだけでなく、拭き取りやエアブローなど、現場条件に合う清掃が必要です。厨房や整備工場のように油が関わる現場では、脱脂の手順が特に重要になります。塗る直前の床がどういう状態かで結果が変わるため、最後の清掃を手抜きしないことが、長持ちする塗床につながります。
 
 
 
■ 工場や倉庫で失敗しやすい注意点と対策
 
工場や倉庫は稼働を止めにくく、工程や動線の制約が多い分、下地研削工事でもつまずきやすい点があります。施工品質だけでなく、現場運用への影響も含めて考えると、トラブルを減らしやすくなります。ここでは、よくある注意点を先回りして整理します。
 
 
- 稼働しながらの施工で起きやすい養生の抜け
稼働中の施工では、人や台車の通行、搬入出があるため、養生の隙間から粉じんが回り込むことがあります。特にシャッター付近や通路の分岐は、気流で粉が流れやすいです。対策としては、施工区画を明確にし、出入口の動線を事前に決めておくことが大切です。養生材の固定が甘いと途中でめくれるので、貼り方や見回りも含めて管理します。
 
 
- 臭い、騒音、粉じんへの配慮ポイント
研削時は騒音が出やすく、周囲の作業に影響することがあります。粉じんは集じんで抑えられますが、集じん機の扱い方やフィルター管理で差が出ます。塗床材によっては臭いが出る場合もあるため、換気や施工時間帯の調整が必要です。現場の担当者としては、どの工程で何が発生するかが分かると社内調整がしやすくなります。事前説明の丁寧さも、結果的に工事を進めやすくします。
 
 
- 短工期を優先しすぎた場合のリスク
止められる時間が限られる現場では短工期が重要ですが、急ぎすぎると乾燥不足や清掃不足が起きやすいです。例えば、下地が湿ったまま塗ると膨れの原因になりますし、油の除去が不十分だと部分的な剥がれが出ることがあります。短時間で終えるためには、工法や材料の選定、施工範囲の分割、夜間工事の検討など、無理のない組み立てが必要です。結果的にやり直しが出ると、稼働への影響が大きくなるため、優先順位を整理して決めるのが安心です。
 
 
 
■ 下地研削工事の流れと、工期や費用に影響する要素
 
下地 研削工事は現場ごとに条件が違うため、工期や費用も一律ではありません。見積りの段階で何を見ているのかが分かると、社内説明や比較検討もしやすくなります。ここでは一般的な流れと、変動しやすい要素をまとめます。
 
 
- 現地調査で確認する項目と見積りの考え方
現地調査では、面積だけでなく下地の傷み具合、既存塗床の有無と厚み、油汚れの程度、ひび割れや欠損の量、段差の位置などを確認します。稼働状況や施工可能時間、搬入経路、電源の取り方も重要です。見積りは、研削の深さや回数、撤去の必要性、補修範囲、集じんや養生の手間で変わります。金額だけでなく、どこまで下地処理を含むのかを項目で確認すると、後からの追加を減らしやすいです。
 
 
- 施工当日の一般的な手順
一般的には、養生と区画分けから始まり、既存材の撤去や粗研削を行います。その後、必要に応じて不陸調整やクラック補修、欠損補修を挟み、仕上げ研削で表面状態を整えます。最後に清掃と脱脂を行い、塗床工程へ引き渡します。塗床まで同日に進める場合は、下地の乾燥状態や清掃の完了が特に重要です。現場では、途中の確認タイミングを設けると安心です。
 
 
- 面積、下地の傷み、既存材の有無で変わるポイント
面積が広いほど機械施工の効率は上がりやすい一方、養生や移動、清掃の手間も増えます。下地の傷みが強いと、研削回数が増えたり、補修材の量が増えたりします。既存塗床が厚い場合は撤去に時間がかかり、斫りや強めの研削が必要になることもあります。逆に、健全な下地で軽い目粗しだけなら短期間で終えられる場合があります。現場条件を正確に把握することが、工期と費用の納得感につながります。
 
 
 
■ 株式会社レジンテクニカが大切にしている下地処理と施工体制
 
塗床の性能を引き出すには、材料選びだけでなく下地処理の品質をそろえることが欠かせません。株式会社レジンテクニカでは、床の用途や現場制約に合わせて、下地から仕上げまで一貫して考えることを大切にしています。ここでは、その考え方を具体的にお伝えします。
 
 
- 下地処理から自社施工で品質をそろえる考え方
下地研削は、塗床の密着と耐久性を支える基礎工事です。ここを外部任せにすると、目粗しの程度や清掃の基準が現場ごとにぶれやすく、塗床の結果にも影響します。株式会社レジンテクニカでは、床面研削や撤去を含む下地処理から自社で施工し、塗床の仕様に合わせた下地づくりを行います。下地処理の段階で気づいた不具合を、その場で補修計画に反映できるのも強みです。
 
 
- 代表が打ち合わせや現場確認に関わる理由
床工事は、稼働状況、動線、洗浄方法、荷重条件など、図面だけでは見えない情報が多いです。株式会社レジンテクニカでは代表が打ち合わせや現場確認に関わり、使い方に合った下地処理と塗床計画をすり合わせます。現場の悩みは小さな違和感として表れることが多いので、早い段階で共有できると、施工範囲や工期の組み立てが現実的になります。
 
 
- 用途に合わせて塗料と工法を選び、下地と組み合わせて提案する
工場床、厨房床、倉庫、店舗、駐車場では、求められる性能が異なります。耐摩耗性を重視するのか、耐熱水性や防滑性を重視するのかで、塗料の選び方が変わります。同時に、下地の状態に応じて研削の仕上げや補修方法も変える必要があります。株式会社レジンテクニカは塗床工事と床面研削工事の両方を扱っているため、下地と仕上げをセットで考え、現場に合う組み合わせをご提案できます。
 
 
 
■ まとめ
下地研削工事は、塗床の密着と耐久性を支える土台です。剥がれや膨れ、不陸、油汚れ、含水などの要因が残ったままだと、塗料の性能を活かしにくくなります。まずは床の状態をチェックし、研削、ブラスト、撤去、補修、清掃脱脂を現場に合わせて組み立てることが大切です。工場や倉庫では稼働条件も絡むため、短工期だけに寄せず、粉じん対策や養生、乾燥確認まで含めて計画すると安心につながります。株式会社レジンテクニカでは、下地処理から自社施工で品質をそろえ、用途に合う塗床と下地づくりを丁寧にご提案しています。床の症状が気になる段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら

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