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2025.10.06

安全性と衛生面を両立!厨房床の防水に必要な準備とは

厨房の床は毎日大量の水や油、熱などにさらされる環境にあります。そのため、ひび割れや劣化、カビの発生といったトラブルが起こりやすく、衛生面や安全性への影響が心配される方も多いのではないでしょうか。特に食品工場や飲食店では、衛生管理が厳しく求められるため、床の防水対策は欠かせません。

しかし、いざ厨房床の防水工事を検討すると、どんな準備が必要なのか、どこに注意すべきか分からず不安になることもあるかもしれません。床材の選び方や工事の流れ、施工後の管理まで、事前に知っておきたい情報は意外と多いものです。

この記事では、厨房床の防水に必要な準備や注意点についてわかりやすく解説します。


■ 厨房床に防水が求められる理由とは

厨房の床は日常的にさまざまな負担を受け続けています。水や油、熱、洗剤などが頻繁に使われるため、床材が劣化しやすく、滑りやすさや衛生面への影響が懸念されます。こうした環境でも、安心して作業を進めるには、防水性を備えた床の整備が欠かせません。

- 水や熱水の常時使用による劣化リスク
厨房では、食材や器具の洗浄で大量の水やお湯が床にかかることがよくあります。そのまま放置すると、床の内部に水分が入り込み、時間の経過とともにひび割れや浮きが発生しやすくなります。湿気がこもることで、カビや臭いの原因になることもあるため、初期からの対処が大切です。

- 食品衛生管理の観点からの必要性
食の安全を守る現場では、衛生的な環境づくりが求められます。水が染み込むような床では、雑菌が繁殖しやすくなり、清掃も難しくなります。防水性のある床は、汚れが付きにくく拭き取りやすいため、日々の衛生管理がしやすくなります。

- 滑りやすさによる安全面の課題
調理中に床が濡れることは避けられませんが、その状態が続くと、従業員の転倒につながるおそれがあります。作業中に動きが多い厨房では、わずかな滑りでも事故の原因になりかねません。防水とあわせて滑りにくい仕上げにすることで、安全性の向上が期待できます。

- 長期的なメンテナンスコストの抑制
防水性のない床は劣化が早く、何度も補修が必要になることがあります。一方、適切な防水工事を行っておけば、床の耐久性が向上し、修繕の頻度を抑えることができます。結果として、長い目で見た維持費の軽減にもつながります。


■ 厨房床の防水工事を行う前に知っておきたい準備

防水工事は施工後の仕上がりだけでなく、事前の準備がとても重要です。特に厨房のように日常的に使われる場所では、計画的な準備が不十分だと工事が予定通りに進まないこともあります。スムーズな作業と良好な仕上がりのために、施工前に押さえておきたいポイントがあります。

- 使用環境に合った防水性能の把握
まず、厨房で扱われる水の量や温度、油分などの影響を確認することが大切です。施工場所の条件によって、必要とされる防水性能も変わってきます。床がどのような状況で使われるのかを把握することで、適した材料や施工方法を選びやすくなります。

- 営業スケジュールとの調整
厨房が日常的に使用されている場合、工事中の休業や使用制限についてあらかじめ調整が必要です。時間に余裕を持って計画を立てておくと、営業への影響を抑えながら工事を進めることができます。夜間や休日を活用することで、業務への支障を最小限にとどめることも可能です。

- 施工対象の状態確認と記録
工事を始める前に、現在の床の状態を正確に確認しておくことは欠かせません。汚れ、ひび割れ、剥がれなどの有無をチェックし、必要があれば写真に記録を残しておくと、施工内容のすり合わせがスムーズになります。小さな不具合も見落とさず、事前に共有しておくと安心です。

- 使用中の厨房機器の移動計画
床全体を施工する場合、作業エリアに置かれている厨房機器や什器を一時的に移動する必要があります。重量物の移動には時間がかかることもあるため、余裕をもって準備しておくと当日のトラブルを避けやすくなります。また、移動後の配置を明確にしておくことで、復旧作業もスムーズに行えます。


■ 下地処理の重要性とその内容

床の防水工事では、塗る前の下準備が仕上がりを大きく左右します。作業自体は目に見えにくい工程ですが、ここを丁寧に行うかどうかで、防水性能の持続性や仕上がりのきれいさが変わってきます。長く安心して使える厨房床にするために、下地処理は欠かせない要素です。

- なぜ下地処理が防水性に影響するのか
防水材がしっかり機能するためには、床と塗料の密着が安定していることが重要です。汚れや湿気が残ったまま塗装をすると、剥がれや浮きが発生しやすくなります。下地を整えておくことで、塗料本来の効果を活かすことができ、トラブルの起きにくい床に仕上がります。

- 既存床材の撤去と研磨の役割
古い床材や塗膜が残っている場合は、それを取り除いてから作業を始める必要があります。その際、表面を専用の機械で研磨し、滑らかで均一な状態に整えることで、防水材がしっかりと密着しやすくなります。こうした前段階の作業が、耐久性を左右することもあります。

- 乾燥状態の管理と影響
水分が残った状態で塗装すると、施工後に膨れやはがれが起きることがあります。特に厨房のような湿気の多い環境では、床の乾き具合を慎重に確認しながら作業を進めることが大切です。短時間で終わらせるよりも、適切な乾燥を待つことが仕上がりに影響します。

- 不陸調整とクラック補修の必要性
床にわずかな傾きやひび割れがあると、防水材の厚みが均一にならず、仕上がりが不安定になることがあります。段差や割れ目を事前に補修しておくことで、防水材がしっかりと行き渡り、見た目も滑らかになります。こうした地道な作業が、仕上がりの差につながります。


■ 厨房床の防水に使われる代表的な塗料と特徴

厨房の床には、用途や使用環境に応じた防水性能が求められます。湿気や油分、熱水の影響を受けやすいため、それぞれの条件に適した塗料を選ぶことが大切です。

- 水性硬質ウレタンの特性
においや煙が発生しにくい水性タイプの塗料で、厨房などの屋内施設に向いています。耐熱水性に優れているため、熱湯を使用する作業が多い場所でも安心して使えます。また、抗菌性を持つ製品もあり、衛生面を重視する施設での使用にもおすすめです。

- MMA樹脂の特徴と適用シーン
乾燥が早く、短時間で作業が終わる点が大きな特長です。たとえば、冷蔵室や冷凍庫のように低温環境での施工にも対応でき、営業を止められない場所での使用に向いています。においが出やすいため、換気が十分に取れる環境での使用が推奨されます。

- エポキシ樹脂の耐久性と注意点
耐摩耗性や耐薬品性が高く、長く使いたい場所に適しています。ただし、衝撃が加わると割れが起こることがあるため、重いものを頻繁に移動させる場所では注意が必要です。用途に応じて厚みを調整することで、耐久性を高めることも可能です。

- 耐熱・耐水・抗菌性能の違い
塗料ごとに強みとする性能が異なり、すべてを兼ね備えたものは多くありません。たとえば、耐熱性に優れた塗料は、高温の水に触れる機会が多い厨房で効果を発揮します。一方、抗菌性を重視するなら、衛生面に配慮された製品がおすすめです。現場の環境を正しく理解することが、塗料選びには欠かせません。


■ 防水施工時の注意点と施工後の管理

厨房床の防水工事では、施工そのものだけでなく、周辺の環境や施工後の取り扱いにも注意が必要です。きれいに仕上がった床を長く使い続けるためには、工事前後の管理も含めて丁寧に進めていくことが大切です。

- 施工環境の温度や湿度への配慮
塗料は気温や湿度の影響を受けやすいため、環境が整っていないと、仕上がりに差が出ることがあります。特に湿度が高い梅雨時や寒さの厳しい季節は、塗料の乾きが不安定になることがあるため、施工時期を慎重に選ぶことが求められます。

- 施工中の通行制限と安全確保
作業中の通行は最小限に抑えることで、トラブルを防ぎやすくなります。うっかり踏み込んでしまうと、塗膜が乱れたり、やり直しが必要になる場合もあります。事前に動線を整理し、立ち入りを避ける工夫があると、現場も落ち着いて進行しやすくなります。

- 硬化後の清掃・使用再開のタイミング
見た目が乾いていても、内部までしっかり固まるまでには時間がかかります。早く使用を始めてしまうと、防水層に負荷がかかりやすくなり、耐久性に影響が出ることもあります。施工業者の指示を守り、十分な乾燥時間を確保することが重要です。

- 定期的な点検と劣化サインの見極め
長く使っていると、表面の色あせや摩耗、細かなひび割れが現れることがあります。見た目では問題がなさそうでも、内部の劣化が進んでいることもあるため、定期的な確認が欠かせません。気になる箇所があれば、早めに相談しておくと安心です。


■ 厨房床の防水施工における株式会社レジンテクニカの対応

厨房の床は日々水や油にさらされるため、防水性だけでなく、清掃のしやすさや耐久性も求められます。こうした環境に対応するために、使用する材料や施工方法には慎重に配慮しています。日常の業務に支障が出にくく、長く使える仕上がりを目指しています。

- 自社施工による下地処理の丁寧さ
すべての工程を自ら行うことで、下地処理にも一つひとつ丁寧に取り組んでいます。塗布前の研磨や清掃、ひび割れの補修といった基礎的な作業を丁寧に進めることで、防水層との密着を高め、施工後の安定した状態を保ちやすくしています。

- 厨房に適した塗料選定と短工期対応
厨房では、熱や水、洗剤などの影響を受けやすいため、用途に応じた塗料を使い分けています。それぞれの環境に適したものを選ぶことで、仕上がりの品質を維持しやすくしています。また、営業中の影響をなるべく抑えるよう、限られた時間内での施工にも対応しています。

- 食品工場や店舗での施工実績
これまでに多くの厨房やバックヤードでの施工に携わってきました。現場の動線や設備配置を確認しながら、清掃性と安全性の両立を意識した施工を心がけています。それぞれの環境に合わせて柔軟に対応するよう努めています。

- 現場状況に応じた柔軟な対応力
事前の打ち合わせや現地の確認を丁寧に行い、現場の状況を踏まえた準備を行っています。施工当日に調整が必要になる場合もありますが、その場の状況を見ながら落ち着いて対応できるよう、常に工夫を重ねています。


■ まとめ

厨房の床では、常に水や油、熱の影響を受けるため、防水性や清掃のしやすさが重要なポイントとなります。安全性や衛生面を保つためにも、下地処理から塗料の選定、施工後の管理までを丁寧に行うことが求められます。

防水工事は、一度施工すればそれで終わりではなく、使用環境に応じた配慮や定期的な確認を続けることが、長く安心して使える厨房づくりにつながります。耐久性や仕上がりに差が出るからこそ、基礎からの施工体制が整った業者への依頼が安心です。

株式会社レジンテクニカでは、厨房の使用状況をしっかりと確認したうえで、適した塗料や工法をご提案しています。下地処理を含め、すべての工程を一貫して対応しており、ご要望やご不安に対しても丁寧にご対応します。

ぜひ一度ご相談ください。

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