2025.09.10
作業環境の改善に!段差解消の施工で安全性を向上

工場や倉庫などの現場では、フォークリフトや台車の出入りが多く、床に段差やひび割れが生じやすい環境です。わずかな段差でも、人がつまずいたり、車両や荷物にダメージを与えたりする原因となり、作業効率や安全性に大きな影響を及ぼします。
段差をそのままにしておくと、トラブルや事故につながるリスクが高まります。だからこそ、定期的な点検と適切な施工による段差解消が重要です。特に、下地処理をきちんと行った施工は、仕上がりの耐久性を高め、長期的に安心できる環境づくりに直結します。
この記事では、段差が発生する原因や放置によるリスク、具体的な施工方法や下地処理の重要性についてご紹介します。現場の安全性を高め、効率的な作業環境を整えたいと考える方にとって、参考になる内容です。
◼︎工場や倉庫で段差が生まれる原因とは
床面は日々の作業で常に負荷を受けています。見た目は頑丈に見えても、繰り返しの使用や環境の変化によって少しずつ劣化し、段差やひび割れが発生します。
- フォークリフトや台車の繰り返し通行
重量のあるフォークリフトや台車が頻繁に走行することで、床に大きな荷重がかかります。その結果、コンクリートやアスファルトに微細なひび割れが入り、次第に段差となって現れてきます。
- アスファルトやコンクリートの劣化
経年によって床材自体が劣化することも原因のひとつです。特に、温度差や湿度の影響を受けやすい場所では、表面が割れやすく、徐々に高さの違いが目立ってきます。
- 高温や荷重によるひび割れ
夏場の高温や大型機械による長時間の荷重は、床に大きな負担をかけます。こうした条件が重なると、部分的に沈み込みやひび割れが生じ、段差が形成されやすくなります。
◼︎段差を放置すると発生するリスク
小さな段差だからといって放置してしまうと、思わぬ事故やトラブルを招く可能性があります。時間が経つほど被害は広がり、修繕コストも増えてしまうため、早めの対応が重要です。
- つまずきによる事故やケガ
わずかな段差でも、人が歩行中につまずいて転倒する危険があります。特に工場や倉庫では作業員が荷物を持ちながら移動することも多く、視界が遮られた状態では小さな段差でも大きな事故につながりかねません。
- 車両や商品の破損
フォークリフトや台車が段差に乗り上げると、車両のタイヤや荷物に衝撃が加わります。その結果、商品の破損や車両の故障が発生し、余計なコスト負担となることがあります。
- 作業効率の低下
段差がある場所は通行がスムーズにいかず、作業の流れを妨げます。移動時間の増加やトラブル対応に追われることで、全体の効率が落ちてしまい、生産性にまで影響を与える恐れがあります。
◼︎段差解消の施工方法と特徴
段差を安全に解消するためには、適切な工法を選ぶことが重要です。作業環境や床材の状態に応じて施工内容を調整することで、長く安心して使える仕上がりになります。
- 樹脂モルタルを使った補修工法
樹脂モルタルを使用した工事は、短時間で強度の高い補修が可能です。コンクリートやアスファルト部分にできた段差をしっかり埋めることで、耐久性に優れた仕上がりとなります。
- 短時間で利用可能な施工の魅力
施工後すぐに硬化する樹脂を使うことで、短時間で再び通行できる状態に戻せます。工場や倉庫など、作業を止めにくい現場でも、業務への影響を最小限に抑えられるのが大きな利点です。
- 用途に合わせた塗料や工法の選択
段差補修と同時に塗床工事を行う場合には、耐摩耗性や防滑性など、用途に合わせた塗料を選ぶことができます。食品工場や物流倉庫など、業種ごとに異なる条件を考慮した工法を選択することで、より効果的な改善につながります。
◼︎下地処理が重要な理由
段差解消や塗床工事を行う際に欠かせないのが下地処理です。見た目の仕上がりだけでなく、長期的な耐久性や安全性を左右するため、最も大切な工程のひとつです。
- 仕上がりの耐久性に直結する
下地の状態が悪いまま施工をすると、せっかく補修した箇所がすぐに剥がれたり、再び段差ができてしまう原因になります。下地をしっかり整えてから施工することで、長持ちする仕上がりにつながります。
- 表面だけの補修では再発する恐れ
ひび割れや段差の表面だけを埋めても、内部に不具合が残っていれば時間が経つにつれて同じ症状が再発します。根本的な改善には、下地そのものを丁寧に処理することが必要です。
- 専用機材を用いた研削・研磨の効果
下地処理では、専用の機材を使って床を研削・研磨し、段差や劣化部分をしっかり取り除きます。この工程によって塗料や樹脂の密着度が高まり、耐久性のある施工を実現できます。見えない部分だからこそ、丁寧な下地処理が欠かせません。
◼︎施工事例から見る改善効果
段差解消の施工は、実際に取り入れた現場で大きな効果を発揮しています。工場や倉庫などで起こりやすいトラブルが解消されることで、安全性と作業効率の両面で改善が見られます。
- 工場内の安全性が向上したケース
通路に段差があり、作業員がつまずきそうになる場面が頻発していた工場では、補修後に転倒リスクが大幅に減少しました。安心して歩ける環境が整うことで、従業員の不安が軽減された例です。
- 物流倉庫で作業効率が改善された例
フォークリフトや台車が段差で揺れ、荷物が崩れることが多かった倉庫では、段差をなくしたことで作業スピードが安定しました。荷物の破損も減少し、結果的にコスト削減につながった事例です。
- 店舗や駐車場でのトラブル防止
お客様が利用する店舗や駐車場では、段差を補修することで来客者の安全性が確保されました。小さな段差でも来店者の印象に影響するため、環境整備が信頼性向上に役立ったケースです。
◼︎株式会社レジンテクニカが選ばれる理由
段差解消や塗床工事を検討する際、多くの企業様からご相談いただけるのは、確かな技術と実績に裏打ちされた安心感があるからです。現場で求められる条件に柔軟に対応しながら、長く使える床づくりを大切にしています。
- 下地処理から一貫した自社施工
床工事では下地処理が最も重要な工程です。下地の研削・研磨から施工までを自社で一貫して対応し、仕上がりの耐久性を高めています。外注を挟まないことで品質を安定させています。
- 20年以上の経験と確かな技術
業界に20年以上携わり、多種多様な現場で培った経験があります。工場や倉庫、店舗など、用途や環境に合わせた最適な施工を実現してきた実績が信頼につながっています。
- 現場に合わせた塗料の提案力
耐摩耗性・耐薬品性・防滑性など、塗料にはさまざまな特徴があります。当社では豊富な種類の塗料を扱い、現場の用途や条件に最適なものを選んでご提案しています。
- 短期間で質の高い仕上がり
効率的な施工体制とノウハウにより、短期間で仕上げながらも高い品質を維持しています。場合によっては半日で施工が完了することもあり、業務への影響を最小限に抑えることができます。
◼︎まとめ
工場や倉庫などの現場で発生する段差は、事故や作業効率の低下につながる大きな要因です。放置せず、適切な施工で早めに解消することが、安全性の確保と業務のスムーズな進行につながります。
樹脂モルタルを使った補修や、用途に応じた塗料の選定によって、短時間で高い耐久性を持つ仕上がりを実現できます。ただし、そのためには下地処理が欠かせず、丁寧な研削・研磨作業が施工の品質を大きく左右します。
株式会社レジンテクニカでは、下地処理から施工まで自社で一貫対応し、20年以上の経験と豊富な実績をもとに現場ごとに最適な工事を行っています。短期間で質の高い仕上がりを実現できる体制を整えております。ぜひご相談ください。
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