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2025.11.05

床補修に最適な素材とは?樹脂モルタルの実力に注目!

床は日常的に多くの人や物が行き来する場所です。そのため、時間の経過とともに傷みや劣化が進みやすく、ひび割れや段差といった不具合が起こることもあります。特に工場や倉庫、厨房などでは、床にかかる負担が大きく、補修やメンテナンスの必要性が高まります。

こうした床の補修に使われる素材のひとつが、樹脂モルタルです。一般的なモルタルに樹脂を加えることで、接着性や強度が増し、部分的な補修にも対応しやすいという特徴があります。限られた時間での施工が求められる現場でも取り入れられることが多く、実用的な素材のひとつといえるでしょう。

本記事では、樹脂モルタルの基本的な性質や従来の補修材との違い、実際の使用例などを交えながら解説していきます。施工の際に重要な下地処理や、補修後の管理についても触れながら、床補修を検討する方に向けた情報を整理しました。



◼︎樹脂モルタルとは?床補修で使われる理由

工場や倉庫などで使われる床は、日々の使用によって徐々に傷みが進んでいきます。とくにひび割れや段差が目立つようになると、安全性の面でも放置できない状況になります。こうした補修の現場で役立つのが、樹脂モルタルです。モルタルに樹脂を加えることで、より強く、しっかりとした仕上がりを得ることができます。

- 樹脂モルタルの基本的な構成と特徴
この素材は、セメント系のモルタルに樹脂を混ぜ合わせたものです。使われる樹脂にはエポキシやウレタンなどがあり、強度や密着性に優れています。一般的なモルタルと比べて割れにくく、使用後も安定した状態が続きやすいのが特長です。
施工後の硬化時間が短いものも多く、作業の合間に補修を済ませたい現場では扱いやすいとされています。小規模な補修から広い範囲の整備まで、幅広い用途で使われています。

- 一般的なモルタルとの違い
従来のモルタルはセメントと砂、水で構成されており、建築のさまざまな場面で使われています。ただし、時間がかかる乾燥やひび割れのリスクがあり、衝撃への強さにも限界があります。
一方で、樹脂を加えたものは耐久性が高く、下地との密着力にも優れています。そのため、車両の出入りが多い床や振動の多い場所など、使用条件が厳しい現場でも安心して使えます。

- 樹脂モルタルが選ばれる場面
実際に使われている現場としては、工場内の通路や機械周辺、厨房の床、物流倉庫の出入り口などが挙げられます。水や油、熱にさらされやすい環境では、通常のモルタルよりも長持ちしやすく、安心感があります。
また、塗床工事を行う前の下地づくりにも適しており、最終的な仕上がりを左右する重要な役割を担っています。施工のしやすさと仕上がりの安定性の両方を求める場面で重宝されています。



◼︎床補修でよくある課題と樹脂モルタルの有効性

工場や倉庫などの床面は、日常的に人や機材の往来が多く、どうしても傷みやすくなります。段差やひび割れが生じた状態をそのままにしておくと、安全性に影響が出たり、作業効率が落ちたりする原因になります。こうした現場の課題に対して、樹脂モルタルは安定した性能を持つ素材として役立っています。

- 段差やひび割れの発生原因
長年使用された床では、荷重の繰り返しや経年による収縮などから、部分的な変形や割れが見られることがあります。とくにフォークリフトや重量物の移動が多い施設では、わずかな衝撃の積み重ねが目に見えるダメージにつながっていきます。
加えて、気温や湿度の変化、水分の侵入なども影響します。これらが床の内部に負担をかけることで、表面の劣化が進行しやすくなるのです。

- 従来工法との比較で見えるメリット
従来の補修には、セメントを主成分とした材料が使われることが多くありました。ただし、表面は整って見えても、接着が不十分だったり、割れが再発したりすることも見受けられます。
対して、樹脂モルタルは下地との密着性が高く、耐久性にも優れています。補修後も安定した状態が続きやすいため、再度手を加える頻度を抑えることにつながります。

- 短時間施工と耐久性の両立
作業時間が限られている現場では、できるだけ短時間で仕上げられることが求められます。樹脂モルタルは、種類によっては早く硬化するものもあり、作業再開までの時間を短縮できるという利点があります。
それに加え、施工後はしっかりとした強度があり、摩耗や衝撃にもある程度耐えることができます。施工のしやすさと性能のバランスが取れているため、実用的な補修材として取り入れられています。



◼︎樹脂モルタルの種類と適用範囲

樹脂モルタルと一口に言っても、使用される樹脂の種類によって性質や向いている場所が異なります。現場の環境や目的に応じて使い分けることで、より長く安定した状態を保つことができます。

- エポキシ系樹脂モルタルの特徴
エポキシ樹脂を使ったモルタルは、硬化後に高い強度を発揮し、衝撃や摩耗にも耐えやすいのが特長です。硬く仕上がるため、荷重のかかる床や、フォークリフトが頻繁に通るような現場におすすめです。
また、耐薬品性にも優れているため、油や薬品を扱う工場でも使用されることが多くあります。ただし、多少の硬さゆえに、衝撃が集中した箇所では割れが生じやすいこともあり、施工場所の条件を見たうえで選ぶことが大切です。

- ウレタン系樹脂モルタルの特徴
ウレタンを使用したものは、エポキシに比べてやや柔軟性があり、衝撃を吸収しやすいという性質を持ちます。温度変化にも強く、厨房のように熱水や蒸気が頻繁に発生する環境におすすめです。
また、防滑性を高めやすい点も特徴で、濡れやすい場所での使用にも適しています。しなやかさを活かしながら耐久性も確保できるため、幅広い現場で利用されています。

- 使用環境に応じた選定ポイント
どの樹脂モルタルを使うかは、床の使用状況や目的に応じて決めることが基本です。重機が頻繁に通る場所ではエポキシ系が、温度変化が大きく滑りやすい環境ではウレタン系が用いられる傾向にあります。
それぞれの素材には得意とする性能があるため、環境に合った種類を選ぶことで、仕上がりの質や耐久性が大きく変わってきます。適切な素材を使うことが、結果として長く安心して使える床につながります。



◼︎施工前に欠かせない下地処理の重要性

塗床や補修工事を行う際、目に見える仕上がりに意識が向きがちですが、完成度を左右するのは施工前の下地処理です。樹脂モルタルの性能を発揮させるためにも、床の状態を整える作業が欠かせません。この工程を丁寧に行うことで、仕上がりの安定性や耐久性に違いが出てきます。

- なぜ下地処理が仕上がりに影響するのか
床に付着した油分やほこり、古い塗料が残ったままだと、補修材がしっかり定着しません。そのまま施工を進めてしまうと、時間が経つにつれて剥がれや浮きが発生することがあります。
表面を整え、余分なものを取り除いた状態で施工することで、樹脂モルタルが床面にしっかりと密着します。結果として、補修後の持ちが良くなり、余計な手直しを減らすことにもつながります。

- 研削・研磨の具体的な工程
下地処理の工程では、専用の機械を使って床面の研削や研磨を行います。目的は表面を平滑にすることと、施工に影響を与える汚れや古い塗膜をしっかり除去することです。
床の状態に応じて作業の方法や回数が変わるため、見た目では判断できない部分にも丁寧な対応が求められます。このひと手間が、施工後の安定した仕上がりにつながっていきます。

- 施工トラブルを防ぐための下地チェック
作業を始める前に、下地の状態を確認する工程も重要です。湿気が残っていないか、ひびが深く入っていないかなど、細かな点をひとつずつ確認します。場合によっては、再度研磨や補修を加える必要が出てくることもあります。
こうした事前の確認作業をしっかり行うことで、仕上がりのトラブルを未然に防ぎやすくなります。見えない部分こそ丁寧に整えることが、長く使える床づくりには欠かせません。



◼︎業種別に見る樹脂モルタルの使い方

樹脂モルタルは、耐久性や密着性に優れ、さまざまな現場で使用されています。ただし、業種によって求められる性能は異なります。使用環境に合った使い方をすることで、より安定した施工が可能になります。

- 食品工場や厨房での活用事例
水や油が頻繁に使われる食品工場や厨房では、床材に対する要求が多くなります。すべりにくく、安全に歩けることはもちろん、耐熱性や防水性も求められます。
ウレタン系の樹脂モルタルは、このような環境に適しており、高温のお湯や薬品洗浄にも対応できる性能を持っています。さらに、細かな段差の補修にも使用できるため、衛生面と作業効率の両方を支える素材として役立っています。

- 物流倉庫・自動車関連施設での適用
フォークリフトや台車が頻繁に通る物流施設では、床の摩耗や割れが起こりやすくなります。こうした現場では、硬度があり耐荷重性に優れたエポキシ系の樹脂モルタルがよく使われます。
荷重を分散しやすく、表面の強度も高いため、長期間にわたって使用しても床の状態が保ちやすいのが特長です。衝撃を受けやすい場所でも、施工後の劣化を抑えやすい素材といえるでしょう。

- 店舗や駐車場における耐久対策
店舗では営業中の安全性や清掃のしやすさが重視され、短時間での施工も求められます。速乾性のある樹脂モルタルであれば、営業への影響を最小限に抑えつつ作業を終えることが可能です。
屋外の駐車場では、耐候性や防水性が重要になります。天候の影響を受けやすい場所でも、しっかりとした下地処理と樹脂モルタルの併用により、耐久性のある仕上がりが期待できます。



◼︎株式会社レジンテクニカが手がける樹脂モルタル工事

工場や倉庫、厨房、店舗など、さまざまな場所で樹脂モルタルを用いた床補修を行っています。施工対象や使用条件に応じて、素材の選定から仕上げまで一貫して対応しており、現場ごとに適した施工を心がけています。

- 名古屋エリアでの対応実績と強み
これまでに愛知県内を中心とした多数の現場で施工を行ってきました。用途や施設の種類は多岐にわたり、食品工場や自動車関連施設、物流倉庫など、それぞれの環境に合わせた対応を行っています。
現地調査から施工までを一貫して行うため、実際の現場に即した対応が可能です。地域に根ざした施工体制を活かしながら、必要な性能を確保する床づくりを行っています。

- 下地処理から一貫した自社施工体制
下地処理の重要性を理解し、すべての現場で丁寧な研削・研磨を行っています。表面の状態を整えることで、樹脂モルタルがしっかりと定着し、仕上がりの品質も安定します。
打ち合わせから仕上げまでを自社で行っているため、工程のズレが少なく、現場の状況に応じた柔軟な対応がしやすいのも特徴です。小規模な補修から広い床面の施工まで、幅広く対応しています。

- 段差補修への対応と短時間施工の事例
段差の補修では、樹脂モルタルを使うことで短時間での作業が可能になります。たとえば、工場の通路や出入り口の段差補修では、車両の通行を一時的に止めたうえで、数時間の施工で仕上げることも可能です。
このように、業務への影響を抑えながら補修を進められる点は、多くの現場で役立っています。作業の妨げになりにくく、使用再開までの時間が短く済むことも、素材の特性を活かした施工例のひとつです。



◼︎樹脂モルタル施工時の注意点と保守管理

樹脂モルタルを使った床の補修は、素材の特性を活かすことでしっかりとした仕上がりが期待できます。ただし、施工時の条件や施工後の扱い方によって、仕上がりに差が出ることもあります。耐久性を保ちながら長く使うためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

- 施工後の養生と乾燥時間の目安
作業を終えた直後の床は、見た目が整っていても完全には硬化していません。この状態で人や物が乗ると、表面が傷んだり、仕上がりが不安定になったりする場合があります。
そのため、施工後は一定の養生期間を設ける必要があります。樹脂の種類や気温、湿度などによって乾燥時間は異なりますが、数時間から1日ほどは使用を控えるのが一般的です。無理に早めず、状態を見ながら進めることが重要です。

- 長期使用のためのメンテナンス方法
施工後も、定期的な清掃や点検を続けることで床の状態を保ちやすくなります。汚れや異物が付着したままになっていると、摩耗が進んだり変色が起こることもあるため、日常的な手入れが欠かせません。
また、重い物の落下や繰り返しの衝撃によって一部が損傷することもあるため、気づいたときにすぐ対応することが大切です。小さな不具合の段階で補修しておくことで、大きな工事に発展しにくくなります。

- 経年劣化に対応する補修のポイント
どれだけ丁寧に施工しても、長く使えば徐々に劣化は進みます。表面に細かい割れやはがれが出てきたときには、放置せず部分的な補修を検討しましょう。
補修の際には、前回の施工面と新しい材料とのなじみをよくするために、下地の状態を丁寧に整えてから行うのが基本です。こうした手順を踏むことで、補修箇所が目立ちにくく、全体の仕上がりもきれいに保たれます。



◼︎まとめ

工場や倉庫、厨房など、日々の使用で負荷がかかる床面では、ひび割れや段差が発生しやすくなります。そうした補修に使われる樹脂モルタルは、一般的なモルタルに比べて密着性や耐久性に優れ、作業の合間に施工できる点でも役立つ素材です。

用途に応じてエポキシ系やウレタン系を使い分けることで、さまざまな環境に対応できる柔軟さもあります。ただし、素材の性能を十分に活かすには、施工前の下地処理や施工後の管理も欠かせません。

株式会社レジンテクニカでは、下地処理から仕上げまで一貫して対応し、それぞれの現場に合った方法で床補修を行っています。段差の補修や塗床工事をご検討の際は、状況に応じた提案も可能です。

ぜひ一度ご相談ください。

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